24セルテート インプレまとめ

インプレ
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2024年の目玉として登場したダイワの24セルテート。

発売して1ヶ月以上経過し、使用者が続々とインプレ記事やYouTubeなどで使用感を語ってくれています。

一個人の意見のみを鵜呑みにしてしまうと客観性が損なわれてしまい、正しい評価ができません。

忙しい人のために24セルテート使用者のインプレッションを解りやすくまとめてみましたので、購入を検討している人は参考にしてみて下さい。

24セルテートのここが凄い

エアドライブローターによる巻き出しの軽さ

写真は19セルテート

よく比較をされる24ツインパワーと24セルテートの大きな違いのひとつとして挙げられるのが、ローターの材質。

アルミやマグネシウムなどの金属をローター材質として使用している24ツインパワーとは異なり、24セルテートはZIONという高密度樹脂素材を使用しているうえ、徹底的に不要な肉を削ぎ落したエアドライブローターにより、かなりの巻き出しの軽さとなっているようです。

マグシールドがドライブギアに装備されていないというのも大きな理由のひとつですね。

これはどのユーザーからも声が上がっており、今作において一番進化している部分なのかもしれません。

操作性の向上

前述の通り、巻き出しが軽いということは慣性が低いということに繋がります。慣性が低ければ細かなハンドル操作が可能になります。巻きたいときにスっと巻ける、止めたいときにスっと止まる。

シマノのハイエンドクイックレスポンスシリーズのヴァンキッシュよりも24セルテートのほうが操作性は良い、との意見もありました。

繊細なリーリングが必要なルアーゲームでは特にこの操作性の向上は大きいですね。

ライントラブルが少ない

スプールとローターの隙間が19セルテートに比べ少なくなったことや、スプールシャフトへの糸絡みストッパーの形が凹凸なく滑らかになっており、ラインが中に入り込んでしまうリスクが低減されています。

そのような細かな設計変更が効いているようで、ライントラブルが少ないという感想も多く見受けられます。

超密巻きを意識してのこの感想、という理由もあるかもしれませんが。

ちなみに24セルテートはベールがビス止めになっていない。エアドライブデザインの恩恵?

剛性感

こちらも使用者からよく上がってくる言葉。

圧倒的大多数は24セルテートの剛性感に満足している模様。ガチっとした剛性感、安心感がある、との声がありました。これはやはりアルミ材質のモノコックボディによる恩恵が大きいようですね。

しかし一方で、中にはエアドライブローターにより前作ほどの剛性感を感じられない、との声も上がっています。

軽さを取ればその分剛性が下がるのは至極当然。前作を使用したことがない人にとっては特に気にする問題でもなさそうです。

異常なほどのパワー

巻き上げ時のパワーが凄まじい、との意見も多く見受けられました。

ダイワが造り上げた革新的な技術、モノコックボディによりワンサイズ上のギアを内蔵できるため、リールサイズに見合わないパワーが出せるようになっています。

パワーで押し切りたいユーザーであれば、気持ちの良いファイトができることでしょう。 

24セルテート ここがイマイチ

ドラグ性能がショボい

同社のハイエンドリールである22イグジストに比べると、ドラグ性能に難があるとのこと。

というのも、写真の通りスプール内のシャフトに装着されている白い部分。ドラグ追従の要であるこの部品はプラスチック製のカラーが採用されており、これでスプール両端をサンドする形で挟んでいます。いくらATDと言えど、この価格帯でこのショボいドラグ構造では魚の引きに対してスムーズにラインが出るような回転をするとは思えません。

六角レンチがあればベアリングに交換可能なので、ドラグ性能が気になる人は交換したほうが良いかもしれません。

ライン放出の際の摩擦抵抗が大きい

シマノが密巻き路線を走っていなければこのような感想がでることもないでしょう。

ダイワ機はクロスラップ方式という、ラインを斜め交互にクロスさせながら巻き取る方法を採用しています。

このクロスラップ方式のメリットはライントラブルが起こりにくいことにあります。

クロスラップ方式のセルテート

逆にデメリットは、ライン放出時の摩擦抵抗が大きく飛距離が落ちてしまうこと。

22ステラや23ヴァンキッシュといった超密巻きを普段から使用しているユーザーが、上記のように24セルテートだと摩擦が大きく飛距離が伸びない、と不満を抱いているようです。

その他の懸念点

防水機構

長く使ってみないとわからない防水性能。ダイワの防水機構であるマグシールドが採用されているのは前作と同じ、ピニオンギアとラインローラーのみ。対する22イグジストはピニオンギア、ラインローラーはもちろん、ドライブギア両端のベアリングにもマグシールドが使われています。

19セルテートでは水が内部に浸入し、ドライブギアが錆びてボロボロになっていたという報告もあったため、気にかけておく必要がありそうです。

耐久性

こちらも長期間使ってみないとわからない部分。しかし、4年も経過すれば次のセルテートが出るでしょうから、結局有耶無耶のまま乗り換えたりして、結果が出る頃にはそのリールの耐久性など需要がなくなってしまっているという現象が毎回起こっている気がします。

かといって2~3年で壊れてしまっては困りますので、早い段階で知りたい部分ではあります。

19セルテートはギアの耐久性についていくつかネガティブな意見が見られましたので、こちらについても購入検討者は気にかけておいたほうが良いでしょう。

まとめ

前作以上にかなり評価が高い印象を受ける24セルテート。

今のところ、買って損をしたような意見は目にしておりません。某ユーチューバーの動画配信でセルテートの開発者がインタビューを受けていましたが、その表情は自信に満ち溢れていました。

それが答えなのでしょう。24セルテート、かなり良いリールのようです。

これから購入を検討している方は参考にしてみて下さい。

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