
エギンガーが一年で最も楽しみにしている春イカの季節。
2024年3月上旬にはYAMASHITAからエギ王K待望の新色ボルカノロックが発売されます。
エギ王と言っても種類はさまざま。スタンダードなK、キレのある動きで誘うLIVE、次世代紫外線発光で視覚的にアピールするネオンブライトなどなど、釣具屋に行ったら種類、カラーが多すぎて何を買えばいいのか迷うことと思います。
春イカならまずはエギ王K、そしてLIVEの2種を持っておけば事足ります。
ここではこの2種類のエギ王をどのように使い分けるべきかを解説します。
スタンダードにして最強 エギ王K

エギ王シリーズの中で一番有名でスタンダードなモデル、それがエギ王K。
このエギを一言で表すならば「静」。
産卵のために接岸してくる春イカたちは、キロを悠に超えるその大きさから解る通り、一年を生き延びてきた猛者ばかり。
秋に釣れる子イカに比べると圧倒的に警戒心が高いうえ、産卵が絡んでいるおかげで神経質。なかなかエギを抱いてくれません。
釣り場に多数墨跡があり、産卵床となる藻場があるのも解っている、すなわちイカが着いているけどいくら投げても釣れない。
そんなときはエギ王Kの出番。
エギ王Kのアクションは、シャクれば派手過ぎないダート、フォールはブレることなく安定した姿勢で沈んでいきます。
これを可能にしているのが改良に改良を重ね、研究し尽くして開発されたハイドロボディ、ハイドロシンカー、ハイドロフィン。



神経質な親イカを刺激し過ぎず、ナチュラルなダートアクションと綺麗なフォール姿勢により、警戒心の高いイカたちをも思わず反応させてしまいます。
イカの居場所が解っているのに抱いてこない、そんなときにエギ王Kを使いましょう。
活性をあげて誘う それがエギ王LIVE

エギ王Kがナチュラルなアクションで誘う「静」の釣りなら、LIVEはその真逆の「動」。
ひとたびシャクればキレッキレのダートアクション、そして安定した姿勢のフォールによる、緩急を付けた釣りが展開できます。
例えば初めて行く釣り場であったり、墨跡がなく居場所が特定できず広範囲をサーチしたいときや、イカが水面まで浮いてきていたり、常夜灯下に集まる小魚を補食しているような、明らかに活性が高いシチュエーションではLIVEの出番。
鋭く尖ったブレイドシンカーにより水を切り裂くようなキレのあるダートアクション、シャクると横方向に大きく跳ねるために、エギ王Kより多くの誘いを入れることができます。


緩急を付けて広範囲に、または視覚的にアピールをして補食スイッチを入れたいときにはエギ王LIVEを使うようにしましょう。
エギ王Kとエギ王LIVEの見分け方

ケースから出してしまうと見分けがつきにくくなってしまうエギ王KとLIVE。
しかし使い勝手は全く違うので、しっかりと見極めて使い分けたいところ。
シリーズ限定カラーなら分かりやすいですが、ブルーポーションやムラムラチェリーなど、共通カラーはパッと見てどちらがエギ王Kでどちらがエギ王LIVEか分かりません。

迷ってしまったらカンナの少し上に注目して下さい。エギ王Kにはフォールを安定させるためのハイドロフィンが付いています。
ダートアクション重視のエギ王LIVEには付いていません。
他にシンカーの形状でも見分けることはできますが、フィンのほうが分かりやすいのでココを見て区別しましょう。
状況に応じて上手に使い分けよう

神経質な春イカは初心者エギンガーにとって難しいイメージがあるかもしれませんが、しっかりとそのエギの特徴を活かし、状況に応じた使い分けができれば必ず釣果に結びつきます。
もちろん、カラーや種類はたくさんあることに越したことはありませんが、まずはスタンダードなエギ王K、攻めのエギ王LIVEを持って挑戦してみましょう。
コメント