冬の風物詩 邪道エギングとテーラーでヤリイカ爆釣

エギング
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皆さんお待ちかね! 冬の釣り物として大人気の、釣って楽しい食べて美味しいヤリイカシーズンがやって参りました。

昨今の暖冬のせいか年々シーズンインが遅くなっている気もしますが、接岸時には大群で押し寄せてくるため、最盛期には3桁釣果も夢ではありません。

しかし、群れを外してしまえば0という釣果も珍しくなく、場所やタイミングで大きく釣果が分かれてしまうのがこの釣りの特徴でもあります。

この記事では、ヤリイカ釣りにおいてボウズをくらわないためのオススメポイントやタイミング、釣り方や小技を紹介します。

ヤリイカが釣れる場所

太平洋側より日本海側

水温が下がる1月下旬~2月頃、ヤリイカは産卵のため深場から浅瀬へと接岸を開始します。最盛期には数千単位で接岸することもあり、明るい夜ならば水面下で泳ぐヤリイカを見ることもできます。

2月中旬~下旬に最盛期を迎え、多くの地域では、春のアオリイカと入れ替わる形でシーズンが終了します。

基本的にアオリイカが釣れるポイントはヤリイカも同じように釣れる傾向にありますが、東北より南の太平洋側は日本海側に比べ、個体数が少ないようです。

イカが集まるポイント

常夜灯がたくさんある漁港は特に有望なポイント

潮通しの良い外海に面した漁港や、水深のある湾内がヤリイカの好ポイント。その中でも常夜灯がたくさんある漁港は特に有望です。アオリイカも常夜灯に寄る習性がありますが、こちらは藻が絡むエリアを特に好むのに対し、ヤリイカはアオリイカ以上に常夜灯に集まりやすく、逆に藻には好んで居着きません。これはヤリイカが藻には産卵せず、岩礁域に卵を産み付けるからです。

まっすぐ線を引いたようなヤリイカの墨跡

ヤリイカが釣れている所は筆でまっすぐ線を引いたような墨跡があります。これがたくさん地面に付いているポイントを探しましょう。

ヤリイカ釣りは夜が基本? ベストな時間や潮まわり

たくさん種類のいるイカ族ですが、その多くが明るい時間より暗い時間帯に好んで活動します。特にヤリイカは夜行性が強く、デイゲームでも釣れるアオリイカに対し、ヤリイカは日中ほとんど釣れません。

ただし、日が落ちた真っ暗な深夜帯がベストかというとそうではなく、一番活性が上がるのは朝マヅメや夕マヅメといった薄暗い時間になります。夜にポツポツ、マヅメに爆発するパターンが多いので、夕方もしくは夜明けが絡むように釣行すると良い釣果に繋がるでしょう。

また、潮がよく動く大潮が重なれば最大のチャンス!このような日は沖合の深場から大量に接岸してくるので、夜通し釣れ続けることも少なくありません。特に潮止まりよりも動きの多い時間がよく、潮位が引いている干潮時より満ちている満潮時のほうが釣果に恵まれます。

以上をまとめると、ヤリイカが爆するXデーは大潮×満潮×朝夕マヅメ。

天候も含めると上記のような条件と休日を合わせるのは難しいですが、少しでも条件が重なる日を選んで釣行することが望ましいでしょう。

エギングとエサ釣り

ヤリイカエギングなら邪道

ヤリイカはもちろんエギングで狙うことができます。

エギは3号を基本に2.5~3.5号まで用意しておくと良いでしょう。イカのサイズに見合わず大きなエギでも普通に抱いてきます。藻に着いている春アオリとは違い、全層どこでも漏れなく遊泳している可能性があるので、底に沈めたら大きく数回竿をあおって広い範囲を探ったほうが効率よく釣れます。

数回竿をあおってエギを上に跳ねさせたら、ラインを張ったままフォールさせましょう。アタリはこのフォール中にあります。グイっと引っ張られる感覚や、エギの重みがなくなり底に沈むのが止まったと感じたらソフトに合わせましょう。強く合わせるとイカが身切れしてしまいます。シャクったときにラインが少し出る程度にドラグを緩めておくと良いでしょう。

筆者は基本的にルアーで釣るというプライドを持って活動していますが、ヤリイカを狙うときだけはその思考を棄てます。

理由は当然、釣果の差。

前述の通りエギングでも狙えますが、確実に釣りたいなら邪道エギングがオススメ。邪道エギングは、背面が平べったいボディをしていて針金が付いたエギに、塩締めササミやキビナゴをその平べったい部分に巻き付けた、エギ+エサを組み合わせた最強の釣り方です。操作は普通のエギングと同じで構いません。

以前、同じ常夜灯の下、仲間が普通のエギング、私が邪道エギングでヤリイカを狙った際、釣果に約1.5倍の差がありました。キビナゴも塩締めササミも釣り具屋で4~500円あれば買えるので、釣れる確率をあげたいなら邪道エギは必須です。

邪道エギにがぶりんちょ

テーラーを用いたエサ釣り

テーラーに巻き付けた一昨年産冷凍焼け塩締めササミ。こんなんでちゃんと普通に釣れた。

動き回るのが面倒くさい、座ってのんびり釣りたい方はテーラーを用いたエサ釣りがオススメ。

電気ウキの下に、テーラーと呼ばれるキビナゴや塩締めササミを針金でグルグル巻きにして使う仕掛けを付けて、適当に海に放り投げて待つだけの超お手軽な釣り方です。

なるほどわからん。
完成。

テーラーは最低でも2つは付けておきましょう。前述した通り、ヤリイカはどこを回遊しているかわかりません。なるべく広い範囲を探れるように2つのテーラー間は1~1.5mほど間隔を空けて付けましょう。アタリがなければ小まめに電気ウキで深さを調整して探るのが釣果を伸ばすコツです。

ちなみに使用するエサはキビナゴ、もしくは塩締めササミが市販されているため一般的ですが、塩締めササミのほうがエサ持ちがよくオススメです。

2刀流なら釣果が3倍!

ガチで釣りたい、ヤリイカ絶対食べたいマンは邪道エギングとエサ釣りの2刀流を実行しましょう。

ここで2刀流でないと不可能なちょっとしたコツを紹介します。

邪道エギングとエサ釣りのそれぞれの利点ですが、邪道エギングは遠く、そして深いタナまで広範囲で探れるのに対し、エサ釣りの場合は近場の、どちらかと言えば浅いタナをキープして一度に複数狙えるといった、それぞれ違った利点があります。

この両方の利点を最大限に活かすべく、邪道エギングでエサ釣りでは届かない遠く深いレンジからヤリイカを表層付近までおびき寄せ、エサ釣りでいっぺんに狙うといった方法を活用しましょう。

エギングをやっていると、掛かったイカの後ろから別のイカが複数追いかけてきているのをよく見かけることと思います。その追いかけてきたイカたちをもエサ釣りで取りこぼさずに全て狩るといった、まさに一網打尽の釣法!

ちなみにこの方法が上手くいくと、釣果ペースが一人の処理能力を大幅に超えてしまいますので、二人で役割分担することをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ポイントさえ押さえてしまえば釣るのは簡単、初心者にもオススメの釣りです。

釣り物が少ない厳寒期の救世主、釣って楽しい食べて美味しいヤリイカをあなたも狙ってみてはいかがでしょうか。

コメント

  1. 釣犬キワワ says:

    ヤリイカとヒイカは未体験の釣りです。宮崎にいる時には全く知らなかったです🤭

    常夜灯がポイントになるのを初めて知りました❗ピーク時の混雑が凄そうな釣りですね😵💦

    • turiamp turiamp says:

      キワワさんコメントありがとうございます!
      ヤリイカって恐らく宮崎では釣れませんよね?アオリイカも釣り場が限られてますもんね🤔
      おっしゃる通り釣り場はどこも取り合いです。週末はカオスな状況になります🤗

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