
ヒラスズキって言ったら荒磯に行って波しぶきぶっかかりながら命がけで狙うイメージ。
動画とか見てるとよく思う。
え?それ大丈夫なの?このご時世ですよ?そんな危険行為、叩かれない?
みたいな中で釣ってるやつ。
たぶん年に何人かはヒラスズキ狙いで無茶して死んでると思う。それくらい狂ってないとなかなか狙わない。生息域も結構狭いし。
数年前に初めてヒラスズキ釣ったのもやっぱりうねりがある日の磯場だった。
動画回しながら釣ってたからその一部始終が残っているけど焦りすぎて爆笑。
タモ出して波に煽られて結局投げ捨てるわ、やたら早口で独り言喋ってるわ、最後ランディングのときにリーダー切れてハンドランディングで危機一髪獲ったけど、それくらい自分も狂ってて、やっぱ憧れの魚だったってこと。
磯に降りるのも大変なのに、そっから命がけで狙うとかドMじゃないとやらんだろって感じだろうけど、やっぱこの銀白色のイカついボディに魅了されちゃうよねー。
だってかっこいいもん、ヒラスズキ。
そんなこんなで苦労するし、そもそも釣れるところまで行くのに時間かかるし、磯に降りてもなかなかサラシが良い具合にできてる状況にも巡り合わないしで、自分の中で幻の魚だった。
それがどうですか。
2023年の3月、とある長崎の漁港で釣れたヒラスズキ。荒磯の波しぶきぶっかかるシチュエーションとは程遠いベタナギの漁港。
船で渡っていくような離島でもなんでもない普通の漁港。
この場所のポテンシャルなのか今年だけたまたまなのかはデータが少な過ぎてまだわからない。けど数回通って5~6匹釣れた。
わたしの中で荒磯の王者ヒラスズキがベタナギの敗者ヒラスズキになった瞬間だった。
そんなことはどうでもいいけど!
あんまり固定概念に捉われすぎてもダメなんだろうなって思った。
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